
開業して間もない10月、右足をケガしてギブス生活を送ることになりました。
きっかけは、娘と気軽に始めたバドミントン。ラリー開始2分、シャトルを追いかけた瞬間――「ブチッ」という音が聞こえました。これが人生初の重度の肉離れです。
幸い、外出の機会がそれほど多くない時期だったため、仕事面ではなんとかカバーできました。ただ、日常生活の中ではちょっとした動きがすべて試練。
特に印象に残っているのがトイレまでの移動。「あと5分は我慢できるな…」と意味のない駆け引きをしていた自分が、今では懐かしいです。
足が腫れすぎて革靴とスーツのズボンが履けなくなってしまい、服装の見直しを余儀なくされました。急きょビジネスカジュアルに変更。結果的に、このスタイルのほうが快適なのでそのまま継続、意外にもいいキッカケとなりました。
通勤のときには、電車で席を譲ってくださる方もいて、本当にありがたかったです。お客様との打ち合わせでは「どうしました?」「大丈夫ですか?」と毎回心配をかけてしまい、逆に気を遣わせてしまう場面もありました。
動きに制限があるからこそ、業務の効率化について考えるようにもなり、時間の使い方を見直す良い機会にもなりました。そして、何より従業員の存在がとても心強く、サポートしてもらえたことに感謝しています。
…と、そんなギブス生活がようやく慣れてきたころ、今度はなんと従業員も肉離れ。
「そんなとこまで似なくていいよ」と苦笑いしつつ、2人で足を引きずりながらお互いを労う日々でした。
健康って、本当にありがたい。
当たり前のように歩けることが、どれだけ自由で、どれだけありがたいことか。今回の経験を通して、しみじみ実感しました。今は元気に動けることに感謝しながら、日々の仕事に向き合っています。
みなさんも、運動前のストレッチはどうかお忘れなく!